3Dカメラ(Vuze xr)でVR個展を開催してみる。

なんとかは風邪をひかないから大丈夫。

そんな感覚が、まだ許されていたような、いなかったような3月末日。

まあ、そうは言いながらも、しっかりとマスク等をして対策をして、銀座で開かれていた、友人の北島篤さんの個展 ~天使と人と悪魔~ にお邪魔してきました。

この素晴らしさを何とか届けられないモノか?

会場の銀座ギャラリーアートポイントさんも、本当、素敵なギャラリーさんで

そして、展示されている作品もとても素敵なのですが

 

まあ、これの影響もあって、中々どうしてな状況で。

その日はちょうど、ある社長さんと「こんな時期だから、自分達にしかできない事で、今できる社会貢献に集中しよう」と盛り上がって帰ってきた流れで

北島さんとも、なんかやれる事ないかね?と、二人で喫茶店で、色々話し合っておりました。

VR個展、展覧会をやってみようと閃く

最初は、動画撮影してみんなに見せるのも良いね~なんて話をしていたのですが

過去に、ヤフーのロッジさんで、3D空間に、絵を描くアーティストさんにお会いして

その作品を3Dゴーグルで拝見して感動した経験やら

秋葉原のSEGAで、大人気のVRの体感型ゲームを体験して、没入感がやばすぎて、足がすくんで動けない経験をしたりと

最近のVRの発展はやばい、半端ないという記憶が色々、蘇ってきまして、ふと

「バーチャル個展とかやったら面白いんでない?」

そんなアイデアが降りてきました。

一日 2,640円で借りれる VRカメラ

北島さんの表情は「この人何を言ってるんだろう。。。。」という表情でしたが(笑)

その場で色々調べると、思ったより安く、VR撮影用のカメラがレンタルできる事が判明しまして。

"ちなみに今回、お世話になったのは、上野にスタジオをお持ちの

Panda studio さん

親身に色々、相談に乗ってくださったり、専門家らしいご意見を沢山下さって助かりました。

ありがとうございました。

 

ちょっと先行きの見えない今の情勢で、なんか楽しい事、みんなに感動を分かち合えることしたいね的に、まずは、やってみようという事が、とんとん拍子で決まりました。

VR撮影、個展をするために準備したもの

結構勢いで行った企画でしたが、結論的には、なかなか良い撮影、作品が出来たというのが、私たちの印象で。

準備したものと、振り返ってあとあと必要で何とかしたものも含めると、機材は以下な感じです。

  • VRカメラ (Vuze XR Dual VR Camera 5.7K)2,640円/日
  • 確認用のVRゴーグル 500円、100円
  • Vuze VR Studio( 撮影したデータをyoutube等、対応媒体で綺麗に見れるように変換するソフト:リンク先からダウンロード可能)無料

  • 上のソフトが動く、高性能なビデオカードが付いた、高性能なパソコン。
  • micro SDカード(Vuze XRのデータ保存用)
  • iphone6S(別に6Sでなくてもちろん良いですがVR画像を確認するためのデバイスとして。)

こんな感じです。

ぶっちゃけると、慣れてコツさえ分かれば、「撮影自体」は、そんなに難しくないです。

そう「撮影」は大丈夫なんですよ、「撮影」は

そして、これは、Pandaスタジオさんも、むっちゃ懸念してましたが、ポイントは、データの扱いと編集ですね。

そんなことも含めて、撮影の流れや、ポイント含め、解説していきます。

VR撮影、個展実施の流れ

因みに、こちら、北島さんの個展撮影前日に練習で撮った、浅草浅草寺の仲見世通りです。

そう、後で解説しますが、撮影したVR画像をどこで、どうやって共有するかも結構ポイントで

上の映像、パソコンの方は、マウス等で、180°結構、自由に角度変えて遊べます。

スマホで、youtubeアプリでみると、PCと同じ見方もできますし、VRゴーグル用にしてみる事も出来ます。

今回は、撮影して、こんな感じで共有するまでの流れを、説明して行きます。

① カメラをレンタルして(もしくは購入して)練習する

 今回、私たちは、先に御紹介した、Pandaスタジオさんで Vuze XR というカメラをレンタルしました。

このカメラに決めた理由は、ネットで調べていて、画素がムッチャ良いのと(5.7K)あと、なんとなく、見た目が良くて、撮影し易そうだったからです。

私は、実際自分で取にいって、自分で返却したので、送料もかかっていないですが

遠方の場合、5500円以上だと送料無料ですが、それ以下だと、送料が必要なので、注意が必要です。

レンタルは、1日の料金でも、郵送で有れば、実質2泊3日借りれる感覚ですね。届いた日無料、二日目使用日、三日目が返却日で発送する日なので

入手した日にしっかり練習して、しっかり充電して、次の日に、備えるのが良いと思います。

② 撮影状況を確認する

練習した映像の確認は、このカメラ、wifiでスマフォと連携が可能なので

wifiでカメラと連携して、ゴーグルですね。昔は段ボールの100均ゴーグルとかあったみたいですが、スマホのサイズが大きくなって、今は売っていなくて。

その中で浅草のダイソーで見つけた500円のゴーグルと、100円の眼鏡で、今回はテストしてます。

これで、一通り感覚を掴めたら、充電されている事を確認しつつ、次の日に備えましょう。

③ 撮影のラフな流れを決める

結構、VR撮影は、電池の消耗が激しい印象です。

今回、8~9割充電の状態から撮影始めて実質1時間前後ですね 撮影できた時間は。

なので、ある程度の 完成の尺長さも意識しつつ、何takeできるか、計算して。

それらも踏まえて、効率的に動くための、構成と打ち合わせをしておいた方が良いですね。

④ カメリハする

私達、二人で撮影したので、なかなか、なかなかでしたが^^;

これ、多分、3~4人いたほうが安定しますね。

上の写真の様に、半球型カメラなので、どうしても撮影者も写りこんでしまうのですが。

それを極力避けるためには、なるべく、身体は半球の外側に入るように意識したほうが良いです。

このあたり、充電の不安もありますが、撮影状況をwifiで連携させて、モニタリングできる方いると良いと思います。

あとは、カメラの位置イコール、見てる方の目線になるので、それを考えカメラと被写体の距離をしっかり意識する。

カメラが人の目だと意識して、撮影すると良い距離感が取れますし。

あとは、手振れですね。

ブレブレだと酔うので、なるべく動かさない様用に工夫すると良いです。(上には書きませんでしたが、これも100均で買った、iphone向けの、自由に動かせる三脚をカメラに付けて、その足を両手で支えつつ、身体が写り込まない且つ、ブレナイ状態を維持して、工夫して撮影しました。今回。)

⑤ 撮影する

そこまで、学習、極められていないのですが、最終的には、adobeのプレミア等で、上手く編集することは出来そうなのですが

8年前のデスクトップで、(当時)結構良い、ビデオカードが入ったPCでも、動画の書き出し等、むっちゃ時間がかかりました。

今回、最後に載せている、動画の元映像が5GB近い容量で、テストで低画素で書きだして30分くらいでしたので

高画素でやると、考えるのも怖いですね^^;(ちなみに、低画素でも、パソコンがクロックアップに耐えられなくてダウンしました^^;)

なので初心者の方は、できればカメラを止めるなばりなワンカット、一本取りの気持ちで臨むのが吉かなと、そんな事も感じます。

⑥ データをレンダリングする。

撮影が終わったら、いよいよ、データ処理です。

今回ここが、当初の暗黒世界というか、盲点で苦戦した部分ですね。

最新のパソコンをお持ちな方々は恐らく問題ないですが、古いパソコン(ビデオカード)だと、まず

レンダリングという、画像変換作業に使う Vuze VR Studio

これがインストールできなくて詰みます。

ここ今回、悩んだうえ、漫画喫茶の最新のオンラインゲーム向きのパソコンで、なんとか編集しました。

renderの方法は

Vuze XRのRender設定による画質の違いの検証

こちらのサイトが無茶苦茶参考になったので、よろしかったら皆さんも、ご参考にされてみてください。

⑦ 出来上がった素材を共有する

いよいよ、最後です。

出来上がった素材の共有ですが、VR系の素材を共有できる媒体は、増えて来てますが結構限られてます。

写真ですと、googleフォトは大丈夫です。ちなみにVuze XRは、写真撮影モードもあるので、よかったらリンク先、覗いてみてください。

あとFBも基本OKなのですが、ここは工夫がいるみたいで、今回、解明できていません。

動画は、まずはyoutubeが鉄板ですね。

画質も綺麗にあげられるので、レンダーした動画をyoutubeにあげれば、とりあえずは大丈夫です。

ただ、データかなり重いので、それなりにwifi環境整っているところでないと、アップも結構厳しいです^^;

⑧ みんなに伝える。

そんな感じで完成したVR個展が、こちらとなります。

パソコンでみて、自分の好きな角度にぐりぐりして楽しんだり

100均のモノや、専門の ゴーグルを購入して、楽しんでください。

今後のVR撮影の課題と展望

性能の良いパソコンが無いと、編集ソフトが上手く活躍してくれそうにないので

良いパソコンある前提ですが。

やっぱり、編集して、頭やおしりを綺麗にしつつ。

そしてBGMや、テロップに作品名入れてみたりとか

もうちょっとアーティスティックに編集したいですね^^;

あと、光の量ですね。

ギャラリーもライトアップされていて素敵でしたが、撮影用にはやっぱりライティング必要ですね。

ここは次回の課題として。

個人的には、三脚で位置を上手く固定して、360°ゆっくり回転させたりと

手振れや目線をしっかり意識して撮影できると

より品質の高い、VR映像取れると感じました。

そこまでこだわりが無ければ、カメラ一個 一日 2,640円 でこれだけの VR映像とれてしまうのは、面白い世の中ですね。

以上、今のご時勢で、個展展開にお悩みの人などのご参考に、すこしでもなればと

そんな事も感じております。

PROFILE

Ryu
Ryu
外資系の社長を卒業して(廃校になったとも言う)独立。
プロデューサーという役割を軸に、コンサルとか、コーチング、カウンセリングをしながら、イベントを企画したり、セミナーを主催したり、面白い人のプロデュースをしている。
基本、めんどくさい事が苦手なのですが、めんどくさい事を防ぐためには、細かい事に全力でこだわる。そんな自分が、一番、めんどくさかったり......

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