龍が導く、絵の世界 龍神画家(ドラゴンアーティスト) 中村広乃さん
龍神画家 中村広乃さん インタビュー
今回は、龍の絵を描き続ける 中村広乃さんに 絵の道に進まれたきっかけ、転機、そしてライフワークに関して色々インタビューさせていただきました。
絵のプロを志したきっかけ
Ryu(以下R) :僕の印象ですと、お会いしたころから既に絵を描かれていたし、素敵な作品も見せて頂いていたので、さぞかし絵の実績や経験を積み重ねてこられた方だな~という、先入観、イメージが強かったのですが、実際のところ、いつごろから、どんな経緯や、経験で、今の絵の道にたどり着いたか、お聞かせいただいてもよろしいでしょうか?
広乃(以下 広):5年前ですかね~?
R: ほう!!?
広:2011年の冬かな? 子供が未だ、小学生で小さくて、落書きをしていて、なんか楽しそうで、自分も描いてみようかなって思って^^;
そしたら、なんか楽しくて^^ その時は蝶々の絵を描きました^^
R:お~初作品は、蝶々だったんですね!
広:色鉛筆とかペンを使って描いたら、何か楽しくて面白いな~って感じて。他のモノも書いてみようって思って、そこに有った花瓶も描いてみたら、やっぱりなんか面白いな~って思って。
そのあとに、偶々、FBで、草場一壽さんの虹色の龍をあげている方が居て。
私、ちなみに、辰年なんですが
なんだこれ? お~って思って、ちょっと描いてみようって思って。
R:ちょっと描いてみようって感じだったんですね(笑)
広:あれは、陶芸だからなかなかマネは出来ないんだけど、ちょっと描いてみたのが、龍の絵を描き始めたきっかけで、それから色々な龍を調べたり、白黒の絵に色を塗ってみたりと。
けれど、それからすぐに龍の絵一本に絞ったかと言うとそうではなくて、最初は似顔絵を描くところから始めたんですよ。
R:あ、FBの古い投稿を拝見するとそういうのありましたよね、それも広乃さん描かれてたんですね。
広:そう、まあ、ちょっと並行して描いてたんだけど、カルカチュアっていう風刺画があって、それを2012年に描いてもらった事があって、それを自分も書きたいって思って習いに行って。
それもだんだん面白くなってきて。
話が飛ぶんだけど、それの世界大会ってのもありましてね。
R:世界大会が有るんですね?
広:プロコースって言うのを受けていて、体験から入って、一般があって、プロコースがあって。
で、世界大会が、毎年アメリカで開かれるんだけど、出ようと思えば、誰でも出られるって話を聞いて。
そう、それで、世界のTOPはどんな絵を描くんだろうって?思って、見に行きたくなって。
会社には、まったくなにも伝えないで、自分でエントリーしてアメリカに行ったんですよ。
フロリダに。
そこで、1週間くらい缶詰になって、みんな描いてるんです。
絵を。夜通し。
まあ、酒飲んでる方とかいろんな人は居ましたが、300人くらいが、ホテルの会場に集まって。
それが、至福の時間だったんですよ。
好きな事だけを、好きなだけやってる世界。
そこにいって、も~感動しちゃって。
本当、凄い世界だな~って感じて。
ちょうど、会社の勤続休暇と有給休暇を合わせて、2週間くらい休みを取っていて。
ついでに、セドナや、サンフランシスコを回って、帰ってきたんだけど、その時やっぱり、、、やっぱり会社辞めようってなって。
その前からもそう思っていて、妻には相談してたんだけど、その旅で確信して、やっぱり会社辞めようってなって。
そこから、絵のプロになろうって!
で、辞めて、似顔絵をやってくって決めたんですその時は。
R:その時は^^
絵を始める、描くことに対する抵抗感
R:ここまで、お話伺って、自然に絵を描きだした様な印象も受けますが、絵を描くのに抵抗とかは無かったですか?
N:自分一人で描く分には、抵抗は無かったけど、人に見せるのは最初凄く抵抗が有った。
最初に書いた似顔絵も、恐る恐る、見せる感じで、やり始めて。
けど、描くのにはそんなに抵抗はなかったな~
R:じゃあ、絵はもともとお得意だったんですか???
広:子供の頃、漫画は好きで。
赤塚不二夫さん、バカボンのパパとか、にゃろめとか、サイボーグ009とか、そいうのは、描いてました。
記憶は、あいまいなんだけど、全校で表彰されたこともあった!あんまり記憶にない^^;。
けどそれで自分が、絵が得意という気持ちにはならなかったな~
R:じゃあ、子供のころは、自分が絵が上手いとか才能があるとか、絵で食べていけるとか、そんな思いは全くなかった?
広:まったく無かった!絵なんかで食って行けるなんて、これっぽっちも考えてなかった!(笑)
R:2011年の目覚め?
広:笑 歳で言うと、46~48歳くらいかな?
カルカチュアのプロコースは、10代後半から、20台、いってても30歳で同年代は、全くいない(笑)
そんな状況でした(笑)
龍に至る道、導き???
R:実際、龍の絵一本で行くようになった転換期みたいのはどんな感じだったんですか?
広:似顔絵でプロを目指しつつ、当時別に漫画イラスト塾ってところに行ってたんだけど、そこに神社が好きな、かなりスピリチュアルな方が居て。
その方には最初似顔絵しか見せてなかったんだけど、会社を辞めて行く行くはこんな絵もかきたいんだよね~って、龍の絵を見せたら「絶対こっちだよ!」って言ってくれて。
その方に似顔絵は練習が必要でしょ?けど、龍の絵は、練習しなくてもこうやって描けてるんでしょって言われて。
「え~でも。。。」って僕は言ったんだけど、絶対、今世、来世賭けても良いって、絶対こっちだって言われて^^;
まあ、自分の中では、なかなか受け入れられなかったんだけど、あまりにも真剣に言ってくれるんでやってみようかなと。
似顔絵もどうしようかなって思ったんだけどね^^;。
R:技術も身に着けたし、世界大会にも参加したし!
広:そう、それでお金貰わないとどうすんだ?みたいのも有ったんですけどね^^;
R:ありますよね!葛藤と言うか、イメージした道、おぼろげながら見えてきてる道と^^; 一方、龍やったら、まったくわからないですもんね^^;
広:龍だけ描くって言ったらどんな世界なのかな~って^^;
けど昔、八王子で似顔絵のイベントがあって、やらない?って言われたんで、手伝いに行った事があって。
その時に隣の方が、象だけ描く人で!
R:象なんですね!
広:そう、それを見て、象だけ描くのも有なんだな~、それ有なんだな~って感じていたのが、頭のどこかに残っていて。
龍だけも有かなって思って。
R:笑 これ、ちょっとビジネス的に? やらしい話に聞こえるかもしれませんけど、それは戦略的?にも面白いですよね?
きりんだけ描いたり、カバだけ描いていくと、絵を描く人の中でも、きりん業界ナンバーワンとか、だいぶ、上のほう行けますよね(笑)
広:意外とありなんだな~って感じ始めて。
R:そういった事も含め、色々出会いがきっかけになってる感じですね。
広:結果的には、そうかもしれないですね。
R:ただ、性格もありますよね、いろんなモノを描きたいタイプとか、一つのモノに没頭したいタイプもいますもんね。
広:似顔絵は似てないと似顔絵じゃないけど、龍は誰も見たことがないというか(笑)見たことあるって人も居ますけど、わかんないから^^
R:正解無いですもんね(笑)
広:基本これが私の龍って言えば、自分の龍になる。
R:龍は、結構自由にかける感じなんですね?
広:ちょっと前後しちゃうけど、会社辞める前、絶対龍の絵だよって言われる一年前にも、あるコンサルの人に書いてと言われた事が有って。
その時は、一年かけなかったけど、色々悩んだ末結局描いて。
これが無かったら、描いてなかったかも。
覚悟して描いた、描いてと言われてしっかり描いたのはそれが初めて。
そして、会社を辞めて妻に青竜を書いてくれと言われて書いてみたのがこの絵
それを、八ケ岳の友人と、龍に詳しい方に見せようと持って行ったとき、そのギャラリー(龍に詳しい方がオーナーをされている、最初はギャラリーって知らなかった) で打ち合わせをしていたら、そこで個展をやっていた方が居て。
そのスタッフの方が、私がオーナーに龍の絵を見せていたのをちらっと見ていたようで。
帰り際、そのスタッフの方に、 もう一度見せてほしいと言われて。
見せたら、なんと、買いたいと 言ってくれて!
R:へ~~~~~!!
広:売るつもりは無かったんだけど、値段だけは何故か決めていてね。
けど、自分では、何が起こっているか分からない。
値段つけるのも怖かったし売るのも怖かったんだけど、正直、龍の絵で食べて行けるなんて思っていなかった矢先にあっさり売れてしまって。
R:それが初めての経験?
広:初めての経験でしたね。
拡がるものと、拡がらないもの。
R:今、お話伺っていて、感じたんですけど、拡がって行くものの共通点と言うか。
自分も、勉強会とかワークショップとか主催したり、お手伝いしてますけど、なんかありますね。
変に気負ってしまってるもの、力が入ってしまってるモノよりも、なんか、自然体というか、純粋にこういうのが出来たら面白いな~とか、素敵だな~って感じてるモノのほうが、案外上手く行くというか、拡がって行くというか。
広:そういうのもあるかもしれませんね。正直、なんの気負いもないというか、売ろうって感覚は0だったんで。
R:よくある話かもしれませんが、今まで普通に話していた相手に対して、相手の事を意識してしまう、気になる存在として認識した瞬間、急にぎこちなくなるというか、話しかけずらくなってしまう感じですかね?
変なエネルギーが入る?執着が入ると、なんかぎこちなくなるのが、自然にやっているとなるようになる、在るべきところに流されていくような。
ただこれ逆説的というか、そういった感じで自然にやられていることが拡がっているという事は、きっと、何かがあるんでしょうね?
広:あるのかね~…….?
行動と恐れと
R: ひろのさんの印象は、感じたことを直ぐ行動に移している。
ピンときたら、動く、ピンときたら、行動するの繰り返しで、流れが速い印象を受けますよね。
気になったら動いて流れに乗られている。
その中で、先ほどおっしゃっていた、依頼を受けたのに動けなかった一年は、何故動けなかった感じだったんですか?
広:描いてって言われてるのが、受け入れられなかった。何が気に入られていて、何を求められているか? 何が良いのか悪いのかって考えが自分の中にあった。
喜んでもらわなければいけないとか、失敗の概念が自分の中に有って、そんな気負いもあって、覚悟ができなかった、動けなかった。
R: そこから描き出した時は、何が起こったんですか?
広:気にいられなかったらしょうがない。
これでだめなら仕方がない、もう描くしかないなって、とにかくやってみようって 気持ちになった。
依頼を受けてから、ちょうど、一年。
一年後に、覚悟が決まった(笑)
色々な流れから、これは描くんだな~、描いていいんだな~っと。
カッコよく言うと、書かされてる感じがいいな~っと(笑)
描くっていうよりも描かされてる。
本当分からない、自分がなんで、こんな色を付けていくのか?
虹の配列とかはありますが、それを、少し崩してみようとか。
感覚で、描いている感じになるんですね。
仕事を辞めると決めたときの思い。
広:会社の仕事は、楽しもうと思えば、楽しめる。
けど、この時間を全て絵の時間に使えたら幸せだろうな~って感じて。
病気をしたのもあるけれど、やりたい事をやりたいなと。
自分にしか出来ないことをやりたい。
実際、病気になった時、廻りは引き継ぎを心配していたけど
結果的には、何とかなってしまう。
変わりが居るんですね。
なんとかなってしまう。
会社の仕事には、変わりが居るんだな~ってのを感じて。
病気を通じて、当たり前なんだけど、自分も死ぬんだなと
それであれば、生きてる間に、何をしようかを、真剣に考えたのもその頃が初めてで。
この絵は自分にしか描けなくて、それで、喜んでくれる人がいるんだなーって思って。
R:そういった思いが、先ほどの、覚悟というか、やることをやろう的な考えにつながってるんですかね?
広:それもありますね。
それまでは、言葉では良く、今を生きるとか聞いてたけど、あまり自分事ではなかった。
色々、先のことを考えて計算してみたいな、損得とか、そういった感覚があったのだけれど。
R:20年後とかいってられない
広:そうですね。
怖さと言う感情について
R:そういった覚悟を前提にした中で、それでも出てくる怖さとはなんだと思います?
広:やったことないからね、思い通りのものが書けるのか?もっと別のモノがあるのではないか?
見る人、人の目が怖かったりする。
描きはじめがやっぱり怖い。
水墨画の先生も、同じことを言っていて、最初の一筆が怖い。
R:それがどんな感じで、シフトしてきているんですか?
広:それこそ、さっきの依頼をこなす事だったり、リクエストを貰う事でちょっとずつ慣れて行ったり。
R:怖さは毎回感じますか?
広:感じますね^^:
R:何なんですかね?怖さって^^;
広:ワクワク、ドキドキに近いものもあるかも。
いくらベテランの歌手でも、ステージに立つ前に怖いって言うじゃないですか?
僕は、その域ではないですが、それが生きてるって事なのかなと^^;
R:怖さの質は変わりましたか?
広:少しずつ^^; 助走が短くなってきた^^;
一年はかからなくなってきた^^
独自の道を行く
R:カルカチュアは、色々、先人や、仲間が居て、いろんな手法が有って。
けど龍は、オリジナルな感じでもありますよね。
広:龍の絵の先人たちは、何人かいらっしゃいますけれど、やり方は、それぞれ違いますね。
R:今はご自身の道を行かれてる感じですよね。
広:そうですね、いろんな龍を描きたいっておもってます。
当初はなかなか描けなかったけど、年賀状とかに龍の絵を描くようになって、ドラゴンアーティストと名乗るようになって。
R:ドラゴンアーティスト!良いですね!何時から名乗れるようになってきたんですか?
広:八ケ岳の、ビジョンクエストなども、通じて、だんだん自分が何者なのかわかってきた感じがする。
自分を明らかにして、自分が何者か伝えていいんだなって
それと、龍が好きな人、龍に守られてるな~って人、喜んでくれる人が沢山いるな~って、こっちがびっくりするくらい。
龍のご縁を沢山いただいている。
やっていいんだって、許しをもらっている気がしている。
R:ここのフレーズ良いですね、なんか、自分が褒められている気がする(笑)
広:笑
R:それは、どっちなんですかね?追い風なんですかね? 決める前に来ているのか、決めたから、来ているのか?
広:自分が、決めてるから、そういった言葉とかに敏感になるのかも?
そういった言葉を選んで聞いている? あ~やっていいんだ!みたいな^^
R:お話伺っているとある種自然体ですよね? あまり自分からガンガンと売り込んでいなくて、人に言われているのをそのまま受け取って、素直に、表現しているだけ?
だけって言うとあれですけど、導かれてる感じ?
広:導かれてるって表現は綺麗ですけど、流されてる?(笑)
自分の方向性を決めると、あとは、廻りが合わせてくれるというか。
いける方向が、想定外に出てくる。
どう受け止める、受け取ってる、そこが自分にかかってるみたいな?
R:象とか、きりんに流される道は無かったですか?(笑)
広:象とかきりんはね~、けど、もし、ただ、流されてたら有ったかもしれない(笑)
R:そこは、なんなんでしょうね? やっぱり龍なんですね?
広:もし一瞬あそこで、絵を見せなかったら、持って行かなかったらとか有るかもしれないですね。
R:ご自身では、そういったタイミングの不思議さをどう感じられてますか?
広:不思議さね~。タイミングはズレても、逃しても、また巡り合うのかもしれない。
自分から行くと上手く行かなかったりすることもあるけど、ご縁の有る人とは、何か自然と繋がるみたいな。
ライフワーカーへのアドバイス
R:そんな広乃さんから、広乃さん流のというか、何かライフワーカー達に伝えたい事、アドバイスなんかはありますか?
広:気になってる事をやると、何かが起こる!
決める事、覚悟する事が難しいかもしれないけど、新しいことをまずはやってみると、何かすっきりするし、上手くいかない事もあるけど、失敗とか、成功は無くて、全部、自分に還ってくる。
やんない時は、やらなくても良いかもしれないけど、やってみるとなんか見えてくるというか。
全ては、ネタになる(笑)
R:なるほど。
では、決めるコツ、決めるポイントってなにかありますかね?
広:話しながら整理できてきたけど、気になる人に会いに行ったり、気になった場に行くと動き出すというか。
何かが変わっていく、想定しなかった事が起こっていく。
そういった気になる感覚をオープンにしていく感じかな?
気になる事が、自分の大事なモノと、繋がっているのだと思う。
R:なるほど、なにか気になる事が出てきたとき、自分の感じている事に素直になって行く。
広:そう、自分の経験で言うと。そういった事に素直になって行動してくことから、背中押してくれる人が現れたり、無理やり押してくれたり(笑)
R:ちなみにそういった行動の中で、怖いと思った時の対処法とか、折り合いの付け方みたいのはありますかね???
広:個展は、凄く怖かったんですよ。
日程とか、費用の問題も有ったし。
けど、ある時友人が、コラボでやろうって言ってくれて、場所も貸してくれるって言ってくれて。
場所も、銀座とか、都内でなくて、千葉だったんで。
ハードルもそんなに高くないな~っと。
あとは、楽しんで帰ってもらうためのことを色々考えたり、なんかプラスアルファで楽しんでもらえることを色々考えて。
スモールステップではないけれど、まずは、実績を付けるというか。
その次は、じゃあ都内でとか、段々ステップが踏めるから、まずはやってみるって事かなと。
R:なるほど、ちなみにやる前の怖さと、やった後で感じる今の怖さって、何か変化はありましたか?
広:やるまえの怖さは、決めたらそれに向けて、作品を作らなければならないから、数も有るし、それが喜んでもらえるのかなとか。
やっぱり、決める怖さだね、決めてこないって期間が長かったから。
決めるのが一番難しい。
R:実際やってみた後で、当時の思い、やる前の思いと向き合ったとき、どんなことを当時の自分に言ってあげられますか?
広:もじもじしてた自分には…
「決めろよ、早く!」って感じかな(笑)
「どうでもいいじゃん、いつでもいいじゃん。」みたいな
これは、もしかしたら、未来の自分が、今の自分にも言ってるかもしれない(笑)
同じように、そういった時期があるから、今の自分が居るって感謝の思い。
そんな自分にエールを送りたい(笑)
R:実際、個展に向けての絵は、決めたらすんなり、描けたんですか?
広:実際そうなんですよ。
基本、時間はかかるんですよ。
緻密に描いたりして。
ただ感覚で描きはじめたら、案外す~っとかけるというか、直前に開き直りというか、結構色々描けてしまって。
R:やっちゃうんですね、案外、人って、決めてしまうと^^;
これ、逆説的かもしれないですけど、決める瞬間って知ってるのかもしれないですね、やれてる自分っていうか、未来の自分を。
だから決められるみたいな^^;
広:そうかもしれないね。
決めると、間が決まっていく。
決めない時間も大切なのかも。
けど、決めたらスーッと進んで行く。
だから、結局一緒なのかも。
R:いろんな方にインタビューしていると、皆さんなんか決める時間が短縮されていくというか。
怖いところの滞在時間が短くなってきているというか。
広:究極、生きるってそういう事なのかも?
ある意味、怖いことをするのが、生きているというか、人生と言うか。
結構、おもしろいのが、前は絵を描くことの世間体を気にしていた、うちのオフクロが、龍の絵を描くことには何も言わない(笑)
R:案外、決めてないとビクビクしてるから、廻りも批判的な事を言ってるような気がするし、逆に決めてると前向きな事しか聞こえないのかもしれないですね。
広:もしくは、決めてると「あいつ大丈夫か?応援しないと!」って周りが、そんな気持ちになってくれるのかも^^
R:そうかもしれないですね、決めてないと廻りは、思い直せとか、タイミングを待てとか、言いたくなるのかもしれないですね。
10年前の自分に一言
R:10年前とか、昔の自分に何か伝えたい事はありますか?
広:ちょうど10年前が病気してたときなんで。
ただ、その時のことは、辛いとかは無くて、おかげさま。
そのおかげで気が付けたら、言いたいのは、有難う!感謝の気持ちですね。
その状態になった自分が、それでOK、大丈夫だって。
自分だけは応援してるって、今ちゃんと見てるって。
当時は意識してなかったけど、今の自分が見てるって思うと頼もしいね^^
ライフワークとは
R:広乃さんにとってのライフワークの定義は、ズバリなんですかね?
広:ライフワークね~、、、
なんていうんだろう? 自分の中では、、、、
イコールにはならないけど、怖いと感じる事???人が喜ぶ。
自分がやることで、人が喜ぶこと?
どうなるかわからない事に、挑戦する、チャレンジすることかな?
結果がどうなろうと、自分の好きなことをやるって言う感じかな?
多分知ってるんですよね、自分が何をやりたいのかは。
私も、ずっと言ってました、龍の絵を描きたいって、いつかは龍の絵がかきたいって、それがだいぶ、早まった感じ。
R:最後にライフワーカーに向けて一言ありますか?
広:感じるままに進もう!
R:いいですね~、沢山の素敵なお話、ありがとうございました^^
2021年 6月追記
2021年 6月 龍神画家 中村広乃さんが、アトリエを八ヶ岳に移転されました。
その記念に再度インタビューをさせていただいております。
関連記事もこちらにまとめておりますので
ご興味あるかた、ご確認ください^^
PROFILE
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外資系の社長を卒業して(廃校になったとも言う)独立。
プロデューサーという役割を軸に、コンサルとか、コーチング、カウンセリングをしながら、イベントを企画したり、セミナーを主催したり、面白い人のプロデュースをしている。
基本、めんどくさい事が苦手なのですが、めんどくさい事を防ぐためには、細かい事に全力でこだわる。そんな自分が、一番、めんどくさかったり......