Ryu(以下R): 本日も本当に有難うございます。よろしくお願いいたします。

芙沙子さん(以下ふ):こちらこそ今回は自分を振り返る、凄く良い機会だと思っているので有難いです。

R:冒頭から、こんなお話であれですが、感謝って大切だなーって、最近あらためて感じてまして

ふ:ほう。

R:色々、揉めたり、なんやかんやしますけど、結局最後は、感謝で終わるな~って法則、セオリー?みたいなものがあるな~って最近感じてましてですね

なので、どうせ最後は感謝するなら、最初から感謝して始める、いきなり感謝してしまうのもありだな~って思ってましてね。

ふ:笑 先にね、先に感謝しちゃう。

R: そう、なので、本日も感謝から入っていきたいなって思いまして。本当有難うございます。

ふ:なるほどね~、ありがとうございました。

R :あ~有難うございましたも良いですね(笑)

ふ:時空を超えてるんですね! 先にね!(笑)

R:そんな感じで、本日もよろしくお願いいたします。(笑)

出会いの記憶

R :はじめてお会いしたのいつでしたっけ?

ふ:覚えてないな~、いつでしたっけ?

R :あ、あれ、三軒茶屋じゃなかったでしたっけ? たしか、ハンセン病の支援活動してる方の講演会で、私、最後の方に遅れてきたんですが、その時の同じテーブルで。

会うのは、初めてでしたが、本田健さんのセミナーで、質問されたのを覚えてますよって話をしたのが、初めてだったと思います。

ふ:そうでしたっけ?

R:確かそうです。けど、そうなんですよね、そういった場所とか、いろんな場所で、はっきり話されてるから、凄く、印象に残るんだと思います。

ふ:あ~そうですか?

R:活動もある種ユニークなんで、凄く、印象に残るんだと思います。さっきの話でもそうですが、セミナーなんかでも、話が印象深いから、「あの時の、あの人ですよね!」な感じで、記憶に残るんでしょうね。

なので、つながりやすいんでしょうね? ある種目立ちますし。良く声かけられませんか?

ふ:ときどきですかね? あ、けど、喋るのは好きなんですけど、文章があまり得意で無いという事が有って、はっきり話そうってのは、意識にあるかも知れないですね。

解りやすく話そうってのも、意識してますね。

育くまれた環境

R:そういえば、お昼の時にも、ご家族に喋る方が多かったってお話されてましたが、家族構成はどんな感じだったんですか?

ふ:父は、公務員なんですが、多分、会った方みなさんが、とても公務員って思えないくらいものすごく、ユニークでエネルギーがある。 え、公務員なの?って人です。

母は、保育士とかをやっていて、手作りが好きな人です。

R:クリエイティヴな方なんですね。

ご兄弟は?

ふ:弟は、洋服が好きで、アパレルの仕事をしていて、私は、舞台が好きっていう。

人前にでるエネルギーでいえば、父方の祖母は、詩吟とかやっていたり、一人で劇場にお芝居を見に行くとか

母方の祖母は、縫い物とか、折り紙が凄くこってるとか。人前に出る系と作る系に分かれているというか。

R:ご本人としては、どちらの血が濃いと思いますか?

ふ:両方統合したいですね(笑) うまくmixできればなーと。

踊る、舞台に立つというのは、父方で、モノ創ったりするのは、母方なんだと思います。

R:確かにそうですね、生け花的な、花を活けるって行為には、ある種の細かさもありますし、それと、踊りで大胆に表現するって部分もありますもんね。

表現の世界の入口

R:そういった表現の世界へのきっかけ、入口はどこだったんですか?

ふ:一番大きな出来事としては、宝塚に住んでる母の友達の家に遊びにいった時、女の子だからって事で、せっかくだし、興味あるだろうからって、宝塚のチケットを取ってくれて。

R:それは、何歳の時ですか?

ふ:6歳の時ですね。

それが、凄く、印象的で! これはもしかしたら、後から肉付けしてるのかもしれないですが、当時のセリフとか覚えてますもん!

R:え、本当に?

ふ:いや、多分、テレビとかで見た部分なんかもあるかもしれませんが、なんか、男の人と、女の人が、こんな感じで出てきて(※ジェスチャーされてました^^;)セリフ喋ってってのが、今でも、目に浮かんでくる。

R:へ~~

ふ:それくらい凄く印象的、衝撃的でした。素敵だな~って感じたんですね。

R:なるほど、なるほど、それで、その衝撃から何か、行動には移されたんですか?

ふ:これはどっちが先かは分からいのですが、私がピアノを習いたいという事を言ったらしく。

でも、習いごとをするなら、宿題が無い方が良いんじゃないかって、母に言われて。

家で宿題させるのが大変かな?って思ったのかもしれないですね^^;

それで、身体もちょっとアレルギーがあって、そんな強くなかったから、運動とかどうかな?って思ったらしく。それでバレエ教室に連れて行かれて。

で、3つくらい見たんですよ。これも私覚えているんですが、3つの中で一番ゆったりで楽しそうなクラスを選んで、その先生に習いに行っていました。

これが、宝塚の前か後かは、良くわからないのですが、その頃にバレエを始めて。

R:へ~、結構やられたんですか?

ふ:これは凄く珍しいケースだと思うんですが、週一回のレッスンを、高校生までやったんですよ。

バレエやる人って、バリバリ、週三回くらいレッスンして、コンクール目指すか、高校くらいでやめるかなんですけど。

R:へ~、楽しかったんですか?

ふ:楽しかったんです。なんか、踊りの楽しさを伝えたいって先生で、それが伝わってくる先生で。

調子悪くて、熱が出てても、見学だけ行くって言って、行ってやったら元気になったみたいな(笑)

そんな感じでしたね。

R:逆は、良く聞きますよね^^; 今日体調悪いっていって、休むみたいな^^;

行かないための、理由をみつけるというか。逆なんですね、行きたいんですね^^

ふ:行きたかった。他と比べて、きわめて、柔らかいクラスだったらしいですけど。

踊る事とか、舞台の楽しさを学ぶって意味では、凄く、良かったです。

調べる才能とセンスと

R:高校の時も、バレエを続けられてたんですか?

ふ:高校の時は最初、ダンス部に入りたくて。ダンス部がとても強い学校で、でも倍率が高すぎて、審査が有って、で、審査に落ちて入れなかったんですよ。

R:すごいですね。

ふ:それで、私はやっぱり、ミュージカルをやりたいって気持ちがあって、ダンス部には入れなかったから、バレエはそれまで週一しかやってなかったけど、バレエと、ジャズダンスをやりたいなって思って。

それで、自分が通える範囲のダンス教室を、電話帳で調べて、端から全部、電話してみたんです。

R:凄いね。

ふ:そうなんですよ、そういったところストイックなんですよ。そういった細かい事を、突然調べて行くの好きなんですが。

電話して、見に行って。通いやすくて、楽しそうなところ。自分のフィーリングに合ってる先生で。それで、ジャズダンスと、バレエ両方やってるスタジオが良いなって思って。

両方できるのが良いだろうな~って。別々だと、融合するのが難しいな~って思って。

両方知ってるところなら、両方の良さを解ってくれてると思うし。

R:凄い賢いっていうか、色々、考えてらっしゃいますよね^^;

ふ:笑、なんか、調べるのが好きなんですよ^^

R:僕なんかの場合は、特に、高校性くらいからなんかは、効率?というか、実利というか。

例えば、安さとか近さとか、物理的な要因を、基準においていた気がするんですが。

そのころから、フィーリングとか、気持ちの部分を、大切にされていた印象を受けますね。

ふ:感性なのかな? ミュージカルをやりたいって思いが有ったから、そこは、目的に適うかどうかって部分も見ていたと思う。

R:ミュージカルやりたいってところまでは、結構、しっかり固まってたんですか?

ふ:固まってましたね。

R:それはいつくらいからですか?

ふ:えー…..、それは…………… 要するに6歳ですね^^

R:凄いね!

ふ:宝塚見た瞬間にそうだったと思います。

R:結構、その瞬間にインストールされてたんですね。

ふ:小学校は合唱部でした。

R:あ、まずは歌から、入ってたんですね^^

ふ:歌をやりたいなって思って、まずは、合唱部に入ったんですね。

同時に、絵も、凄く好きだったんで、大学受験までずーっとあったのは、絵を描くのか、舞台人になるのか?っていう2択はずーっとありましたね。

小学校の段階では、バレーを習いつつ、合唱部に入って、絵を描いてたって状態なんですけど。

絵も凄く楽しくて、ちょっとした、クラスの代表とかで、「誰か絵を描いてくれる人居ない?」って時には、指名されるので、まじめに書くと、また、頼まれて。それで、ちょっとした賞とかを取ると、先生が又頼んでくれて、描いてるとだんだん、上手くなって行って、いつも、なんか、賞状とかもらえて、絵を描くと、しあわせだな~って思ってましたね。

R:なるほど。結構、抵抗なくというか、自然と、芸術系の道と言うか、レールには、乗っていた感じですね。

ふ:そうですね、乗ってましたね。

誕生日プレゼントなんかも、何時の頃からか、舞台のチケットをもらうようになっていて。

R:へ~~~

ふ:モノであんまり欲しいモノが無くて、やっぱり舞台がみたいんですよ。で、愛知県で見れる舞台ですと、中日劇場ってところで見れる東宝の商業ミュージカルか、宝塚をいつも見ていて。

R:なんか、別の畑の作物の話を聞いている感じになりますね^^;

そんな世界があったんだ~!みたいな^^;

ふ:そんなに見れないですよ。子供なんで。年に何度しか見れないから誕生日プレゼントは、全部チケットにしてもらって。

宝塚のチケットを買うために、電話の掛け方とか、敬語とか覚えました。

R:そうなんだ。

ふ:宝塚の雑誌を買って、宝塚友の会に入って。

当時は、ネットとか無かったから、電話で申し込まないといけないので。

芸術に関する、家庭の理解

R:その辺は、自由だったんですか?

例えば、勉強しなさいとか、人生こういうもんだから、芸術とかやってても、みたいな。

そんな話は、家庭の中では無かったんですか?

ふ:….あ、その辺は、、、、祖母が、良く、私のバレーの発表会に来てくれていて。

その時、祖母が良く言っていたのは、芸事は誰も持っていかないから。「お金は取られるけど、自分の身にした事は、だれにも取られないから、芸事や、いろいろな習い事をやるのは、良い事だよ」って良く言ってました。

R:そういった、芸は身を助けるじゃないですが、そういった、考えが家庭にも存在していたってことですかね?

ふ:そうですね、そういうことでしょうね。だから、習い事とか、そういった事をやる事は、応援してくれてる。

R:良くありますよね、最初の段階で、親の期待との葛藤とか、反対とか。そこは、結構、緩かった感じなんですか?

ふ:基本、反対されなかったですね。私が、踊ったり、絵を描いたりすることに関しては、止められた事は無いですね。

R:喜んでくれる事とかも、ありましたか?

ふ:ありましたね。わりと喜んでくれる。絵に関しては、賞も取るし、解りやすさもあって。

R:それも嬉しいですね。周りの理解があって、自分も楽しいって言う。

進路について

R:そんな感じで、高校時代は、バレエとか、ジャズダンスをやられていて。

進路はいつくらいに決められたんですか?

ふ:そうですよね~、、、高校は、まあ、バレエとジャズダンスを週5レッスン受けてて。

R:5レッスン!!!

ふ:そう、そっから突然^^ 5レッスン受けてて、週3日くらい通ってたんですけど、それで、大学を凄く調べて。日本で舞台芸術を学べるところを全部調べて、資料集めて!

R:凄いですね!

ふ:それで、2年生くらいから、文化祭を全部見に行きましたね。体験入学できる所も、全部申し込んで。

R:え、そういう調べる知恵は、自分で考えたんですか?

誰かに教わったとかでなくて、自主的に、自分で調べたんですか?

ふ:なんか、、、私、昔から、集める事が好きなんですよ。
石とかも集めちゃう。割とストイックに集めていて。

で、調べたいって欲求も結構強くて。

大学入って私が驚いたのは、私は、この大学で週何コマ、実技が一年生の段階であるのか、明確に把握して入ってるんですよ。それは、電話して聞けば分かるんですね。授業に実技が一週間に何コマ有って、最低何個とればよいとか、全部、把握して入ってるんですね。

それで、大学入って私は想定通りなんですが、みんなは大学入ってから、あれ、この学校、意外と、実技少ないんだねとか言っていて。

R:なんか、だんだん、僕もソワソワしてきましたが^^; 僕もどっちかと言うと、その、みんな系なんで^^;

ふ:それは、そう、私の特殊な部分かも。

話それるかもしれませんが、ストレングスファインダーってご存知ですか? そのTOPが私は、収集心なんですよ。

R:なるほど、普通にできちゃうんですね。苦じゃないんですね。

ふ:そう、好きなんです、集めるのが楽しくて。そして、社交性が2番目か3番目なんで、それを活かして、聞きに行くのも楽しいんですよ。

なので、知らないところに言って、先輩にあって、色々話聞いたりするのも楽しくて。

R:才能を活かしていたんですね。本人からしてみると、当たり前なんですね。

ふ:それで、なんの話してたんでしたっけ?(笑)

R:そろそろ、進路を決めた時のお話をしていただけたら(笑)

ふ:そうそう(笑)  進路の話をしますね。(笑)

進路は、大学をいっぱい見て、本当はミュージカルか、演劇のドンピシャのコースを選びたくて。

そして、OBの進路なんかもしらべて。本当は、入りたい大学が有ったんですが、入れなくて。

第3希望くらいの、日本女子体育大学のダンスの 舞踊学専攻 ってところに入ったんですね。

今は、結構学校あるんですが、当時は、舞台系の大学が、あまりなくて。

そのなかでも、女子だけ、以上に倍率が高かったんですよ。

女子だけ20倍くらいあって、男子は2倍とか、3倍とか。

学校側としては、両方欲しいわけですから^^;

それで、日本女子体育大学に入って、体育会系か~ 学校の真ん中にグランドあるよ~ みんな、ジャージで歩いてるよ~とか思ったんですが、はいるまえから、先輩とかをみていると、さっぱりしていて、悪い大学では無いな~とも思っていて。

R:それにしても、凄い、リサーチ力ですよね。

ちょっと追加でお聞きしたいのが、確かに、収集力というか、才能も有るんですが、行動が凄い真剣だったんだな~ってのが伝わってきてまして^^

実際のところ、将来に向けてのビジョンというか、どの辺りまで見ていられたんですか?

ふ:公務員の娘なので、多少固さはあって^^; 多分、、、、小学校くらいの段階で、バレエの先生になって、趣味で絵を描くか。デザイナーみたいな仕事をして、趣味で踊るかみたいな。

R:そこが、もう、既に、小学校くらいから見え始めていた!

ふ:けど、この辺は、固くて、日本では、アーティスト系は、難しいのかなって感じていて。

R:けど、やっぱり、そのころから、アーティスト系で、身をたてようって決めてたんですね。

ふ:身近に、アーティストで身を立ててる人が居たら、違ったのかもしれませんが。ちょっと固めではあったんですね。

ただ、この辺。私に、ずーっと付きまとっている感覚としては、なんか振り切れない。

例えば、画家になるとは言わないんですよ。大学院入る前も、舞台者になって、辞めて、先生しようとか、割と、固めな選択をする。

私は、一生舞台人です!って感じで、フリキレられない、割と、置きに行く、置きに行くって感覚が、自分にとっての物足りなさみたいな。

R:なるほど、そこは、どのあたりからくる傾向ってご本人としては感じられますか?

ふ:それは、やっぱり、公務員の父からくる、安定感というか、心配性なんですかね。

大学も、ある意味、行かなくても良いわけじゃないですか?舞台人になります、以上!でも良いんですが、大学は出ておこうって思いました。

R:なるほど、そういったところにも出てるんですね。確かに、高校、大学とか、関係なくやってる人も、居るんですもんね。

ふ:そう、高校卒業して、オーディションうけまくる選択肢も有ったんですが、まずは、日本なんで、大学は出ておこう。もしかしたら、将来、就職するかもしれないから、そう、ここも、置きに行ってる感じですね。

大学行かないで、ニューヨークにダンス留学する選択肢とかも、ありましたしね。

R:大きな流れも、みつつ、どこか置きにいく、保険をかける的な部分もあったと。

ふ:常に、置きにいってましたね。

大学生活

R:大学生活は、どんな感じだったんですか?

ふ:大学は、、、ずーっと「社交ダンス」をやっていました。

ミュージカルを目指していたのに何故、社交ダンスをやったかと言うと、高校の時にお世話になった先生に、体育大学と言うのは、凄く、部活に力を入れてるところが多いから、良かったら、部活に入ると良いよっていってもらったんですね。

それで、大学で、色々、部活を見たときに

社交ダンスは、年齢が行ってからもできそうだし、外国とかでもできたら良いなって思いましたし。

体育大学なんで、部活の売り文句としては、「大学から始めても日本一になれますよ!」っていうのが有って。

団体は、基本的に、日本で一番か二番になるんですね。

それで、一番って言うのは、どういう景色なのかな? 一番になるクオリティの練習っていうのは、どういう世界なのか?そういった事を、見るのにも、興味があったので

ミュージカルのレッスンを受けながら、部活に出ればよいかなって思って入ったんですが、むちゃくちゃ忙しいんですよ^^;

週に5~6回練習していて、一日、5-6時間くらい練習するんですよ。

夕方4時から練習して、10時くらいまで。そこからみんなで飲みに行くんです。

どうしたら、もっと、上手く踊れるかと言う事を話し合うんです。

その中で、先輩、後輩の線引きはあるんですが、よその部活に比べては、先輩が、めっちゃ怖いとか、いじめられるとか、そういった事はなくて。

凄く、学ぶことも多かった部活で。

R:典型的な体育会系だと、ありますよね、シゴキとか、理不尽にいじめられる的な。そういったのは、無かったんですね。

ふ:なかったですね。メニューは3年生が決めてくださって、如何に、1、2年生を勝たせるかと言うのが、先輩の使命なんですね。

3年生は、みなさんで、練習されるんですが、如何にその学年を勝たせるか!目的であって。

いまでも、その先輩方は、お兄さんというか、家族みたいな感じが有りまして^^

R:そういった学びもありますよね! 結構、気合い入れて、社交ダンスやられてい居たんですね。

ふ:勝負の世界ってのは楽しかったですね。全然アートでは無くて、スポーツの世界で。

将来について考えていた事

R:そんな感じで、社交ダンスをやりながら、将来の事については、どんな風に考えていたんですか?

ふ:将来のことについては、、、途中で、大学で踊るという事が、、、、

大学では、いろんなダンスをやれてよかったのですが、社交ダンスばっかりやっていたので、他のダンスが出来なくなっていて^^;

他の人たちは、外で、レッスンを受けて、キャリアアップしていく人たちなんかもいて。

それで、やっぱり、外で、いろんなダンスをバリバリやってる人達を見てると、みんなめっちゃうまいなって^^

で中には、いるんですよ、100人も1学年いるので、その中に天才みたいな人が。

けど、そんな人たちを見ていて、果たして、彼女たちは、行く先があるのかな?って。日本のアート業界で。

そんな彼女たちを応援したい気持ちが芽生えてきちゃって。

私は、そんなに、ダンスの才能が無いって思っていたなかで、彼女たちの応援をしたいなって思ったんですね。

彼女たちみたいな、才能が有る人たちが舞台で活躍できる様な、社会と舞台の橋渡しが出来る様な。

そんな正義感が目覚めたんです。そこで。

R:これは、良い悪いではないですが、小学校の頃からは、どちらかというと、自分が、表現者、踊る側を目指されていたのが、このタイミングくらいからですかね? 少し、方向が変わってきたんですかね?

ふ:道としては、社交ダンスのプロを目指す道もあったのですが、その先は、お教室をもって、先生になったりみたいな世界で。それもちょっと、なんか違うなって感じていて。

子供の頃から、舞台、劇場はものすごく好きだったんで。同級生の子たちが活躍してほしいという思いもあり、何か、舞台に関われる仕事がないかなって。調べ出したんですね。

R:又、調べ出したんですね(笑)

ふ:で、調べて行ったら、制作って仕事なんですが、舞台のマネージメントなんかをする仕事なんですが、それを、やりたいって思ったんですね。

R:なるほど、舞台に関わる仕事をしたいってのは、決めていたんですね。

仕事のイメージ

R:そのころの仕事に対するイメージってのは、どんな感じでしたか?

ふ:でも、私、ずーっとブレないのは、自分の好きな事を仕事にするには、どうしたらよいんだろう?って思いは、ずーっとあったんです。

そう!大学で凄くうらやましかったのは、「私は単に踊るのが大好き」って感じで、仕事の事とかを考えないで、ただただ踊る事に、集中してる子が居て。

私は、それは、出来ないって感じたし。

何か、どこかで必ず 「これを職業にするにはどうしたらよいかな?」って視点が、凄くある。

社会の中でどうあるか?って視線が、持ちたくなってしまうんです。

R:なるほど、悪い事では無いですよね。融合? 芸術と社会、現実?現実って言うとあれですが、そこの紐づけを意識してるって事でもありますよね。

これ、ちなみに、個人的な興味で聞くんですが、そんな感じで、仕事とか職業とか、関係なくて、ただ踊りたい!って人は、100人くらいいたら、100人中、何人くらいが、そんな感じなんですかね?

ふ:え?!何人いるんだろ? 100人いたら? 、、、それはタイミングによっても違うんですが、私の目線としては、100人いたら、1/3くらい??? 30人くらいですかね? 後先考えず、私は踊ってればよいって人は。

R:これも難しい質問かもしれませんが、そういった人たちって今、何をされてるんですかね?

ふ:それが~、何も考えないできっちり踊れると、クオリティが上がっていくんで、何も考えていなかったはずなのに、それなりに、何かが、始まっていくんですよ!

例えば、役者みたいに、なっていく子もいますし。 ずーっと踊っていると、突然、地域活性イベントで踊って欲しいって言われる子がいて、それが、行く行く、仕事になっていくとか。

R:それは、どういった現象なんですかね?

ふ:私は、そういうのが、本当、うらやましかったですね。

  もちろん、中には、個性が強すぎて、道に迷ってしまう事か、ぐるぐるしちゃう子なんかもいましたけど。

社会的なやり取りが、しづらい気質があるんでしょうね? アーティストだから。

引きこもりっぽくなってる人なんかもいましたけれど。

R:ある種、ぶれてない人たちなんですかね?

ふ:ぶれずに、自分の踊りに集中する資質のある人たちに、憧れましたね~

R:いまでも、そんな思いはありますか?

ふ:今もありますね。私はなれない

R:それは怖さですか?

ふ:怖さでは無いですね。それは資質なんじゃないかって感じます。資質がないなかで、どうやっていく事かなとも思います。

R:そうでうよね、それも、良い悪いで無くて、それぞれの資質で、どうやって行けるかって事でもありますよね。

制作の仕事に進んだきっかけ

大学院へ進学

R:制作の仕事を、最終的に、決められたきっかけは何だったんですか?

ふ:劇場での、制作インターンの募集が4年生くらいのときにあって。

そういった事を、積極的に進めるのが、得意な、先生がいらして。

そういった仕事も、面白そうだなって感じたのですが、その時は、部活が忙しくて^^;

それで、他のダンスをもう少し学びたいし、そういったマネージャー、制作の仕事を学んだり人生についての事も、色々考えたかったのと、あと、大学時代の先生とも、凄く相性が良くて。その先生が、大学院においでって言ってくれたんですね。それもあって、大学院に進学する事を決めたんですね。

R:これは、私の印象なんですが、常に、大切な部分と言うか、深い部分。流されるといよりは、なにか、根っこ?ベースの何か大切な部分をちゃんと見続けている感じがしますね。そこは見失ってないみたいな。

ふ:ちょっと冷静なんですよ(笑)

R:そうとも言えますけどね。

ふ:これは何なのかってのは、考えてるんですね、、、きっと。

R:そこが見えてるのが、凄いって感じますけどね。

ふ:それが、何によって、どう成り立っているのか?知りたいって思いはありますね。

あの上手いダンサーの人は、どうやって、あんなに、集中してるのかなとか?

分析はしきれないんですけど、そういった部分を見るのは、好きなんでしょうね。

R:大学院での、研究テーマはなんだったんですか?

ふ:大学院の研究テーマは、コンテンポラリーダンスの団体、ダンスカンパニーが、助成金を貰うときに、どういう評価基準で、助成金をもらう事ができるかという、評価の基準を、国とか、企業の、助成金担当者に聞きに行って、それをまとめるって事をしていました。

ベースが、制作がやりたくて、大学院に進学したんで、制作の仕事に役立つ、実践的なテーマにしたかったんですね。

R:ちなみに、僕、素人なんで。制作のお仕事って、具体的に、どんな事をするお仕事なんですか?

ふ:演劇とか舞台講演をやる時には、かならず居るんですが、公演の運営や、マネージメントや事務方を全てやる人で。経理とか、広報とか、事務とか。例えば、ちょっとしたことだと、けいこ場の場所を確保したり、劇場を、確保したり。もっと最初から言うと、公演自体の企画をたてて。

そして、進めてく中での、劇場側とのやりとりとか、終わった後の経理とかも全部やりますし。

国とか、助成金をくれるところへの、報告書を書くとか。

全部を総まとめするポジションなんですね。それこそ、公演が終わった後の、打ち上げの経理なんかもやるんです。

R:むっちゃ、色々、ありますね!!!

ふ:制作は実務的な部分の管理が多くて、現場の細かい事を、やっていく感じですね。

R:きっかけは、才能の在る方々のサポートをしたいって気持ちで良いんですかね?

ふ:そうですね。それと、制作のインターンを募集していた先生が、むっちゃ熱く語っていたので、その話を聞いたのも、切っ掛けの一つですね。

大学院に進学したんで、やりながら学んでいこうかなって。

凄く、沢山行きましたね! インターンに。先生に紹介してもらって。行った先でも、またなにかあれば、手値大体の出、何かあればお願いしますってのをずーっとやってましたね。

R:楽しかったんですか?

ふ:たのしかったですね。やりがいもありましたし。

一流のアーティストさん達の、姿も見れましたし。その時であった、制作の方や、プロデューサーさんが、本当、真剣に仕事をされていて。

私の、仕事の原点は、このお手伝いの仕事でしたが、出会った大人たちが、本当、皆さん、素敵でしたね。

今でも、お付き合いさせていただいてる人、いっぱいいますが、本当、良い、社会との出会いだったな~って。

R:なるほど。そんな仕事文化と言うか、仕事世界の第一印象は、そんな感じだったんですね

ふ:みなさん本当真剣にやってますし、好きでないと本当できないですし。お金もそんな沢山あるジャンルではないですから。本当情熱をもって、この作品を良くするってことをやられている方々で。

大きかったのは、学校の先生の紹介で行った制作事務所で、インターンで、一公演全て、任せてもらえて。

チケットを束で渡されるんです。これ今回のイベントのチケットだから、あなた管理してって言われて。

良く知らなかったんで、これは私が、管理しなければならないんだって。

初日にそれを言われたんですが、「みんな泣くから覚悟してね」なんて言われまして。

結局、泣きませんでしたが、凄く、大きな仕事も任せてもらえてですね。

受付で、当日券のチケットを渡したりとか、色々、大変な事もあるんですよ。

任された当時は、そこまで見えていませんでしたが。

R:ある意味、公演の肝の部分ですよね。

ふ:そうですね! いっぱい失敗もしましたし、公演中に。

R:たとえば?

ふ:色々、失敗しましたけどね^^; 当日精算のお客様の受付が上手く行かなくて、開演が遅れてしまったり。

それこそ、色々、ありましたね、、、、

もちろん、プロデューサーさんなんかも、いて、最終的な、責任は取ってくれるんですが、色々、任してくれていたので。

R:その時のモチベーションってどんなモチベーションでやられてたんですか?

ふ:制作で独り立ちしたい。制作のプロになろうって

R:その思いで、大学院で勉強しつつ、卒業が迫ってくるわけじゃないですか?どんな感じだったんですか?

ふ:ずーっと制作をしていたら、就職活動しそびれまして、、、もちろん、少し、就活はしていたのですが、、、

その時、制作しながら通っていた、制作講座で、制作関連の事務所とご縁が出来て、社長さんが、良かったら、うちでやらないかって誘ってくれて。

R:それも、御縁ですね。

いよいよ、大学院も出まして、卒業しました!!!

ふ:こっからも色々、紆余曲折あるんで^^;

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凄く、楽しお話を、沢山聞かせて頂いたので、今回は、大学卒業までを、前篇、第一部とさせていただきました。(結局、その翌週もお邪魔して、二日がかりのインタビューでした^^;)

後半も、華舞師に至るまでの、色々なストーリーで盛りだくさんです。

近日アップいたしますので、お楽しみに^^

素敵な作品やパフォーマンスの写真、動画もあります
華舞師・山本芙沙子さんの活動サイトはこちら

https://www.fusakoyamamoto.com/

ブログはこちら

http://ameblo.jp/odoruhanaya